山代温泉は加賀市南部の田園地帯に位置する。
山代温泉は紅殻格子に白壁が映える古い街並みが温泉情緒あふれる、北陸有数の名湯だ。加賀百万石の栄華を伝えている。
温泉の発見は、今から約1300年前の奈良時代後期。一羽のカラスが湧き出す温泉で傷を癒していたという。この光景を見たのが、民衆の為に尽くしたことから菩薩と呼ばれた天台宗の僧、行基(ぎょうき)。
それ以来、山代温泉は、美しい自然と歴史漂う名所旧跡に恵まれ、加賀の湯の街として発展してきた。ここ山代温泉は歌人の与謝野晶子が愛し、粋人で知られる魯山人をも魅了した。
近代的な旅館街の中に加賀百万石の頃からの温泉情緒を残す。
旅館は20件ほど、九谷焼の里。